不動産投資が順調に行った場合、決算期の黒字対策(出来るだけ納税額を少なくしたい)は頭の痛いものです(不動産投資は正に税金との戦いと思っています。)。今回法人で行ったことを紹介させていただきます。
私の場合、不動産投資専門の税理士先生にアドバイスしてもらっていますが、決算の数か月前に「このままだと○○万円の納税額になりますよ」と告げられました。既に定番の「中小企業倒産防止共済」には加入しておりましたが、これ以上の妙案は浮かばず。
以前先生に「無駄に経費を増やすより、意味のある投資を行え」ということを思い出し、建物管理会社に相談したところ、入居者目線で不足している設備を提案してもらった(管理会社さんに相談することが大事だと思います)。具体的には「監視カメラと宅配ボックス」。更に日常清掃の月額払いを年額払いに変更しました。
監視カメラ:新築時には予算不足でカメラは付けませんでした。今回、ネット業者さんに相談したことろ、今時はネット回線を活用してモニターしたり、SDカードに録画するものが安価で手配できるとアドバイスを頂きました。導入費用は15万円程度でした。
宅配ボックス:入居者のニーズがあることは知っていましたが、共用部分のない長屋形式のアパートであったことや屋外用の宅配ボックスはビルダーからも提案がなかったので設置していませんでした。ネットで調べたところ、丁度よいものがあったのでこの際設置しました(費用は20万円弱)。
日常清掃:一般的に日常清掃は月次の管理費からの控除になっていると思います(私の場合、細かくレントロールを見ると振込手数料と管理会社の手間賃もかかっていました)。一年払いが狙いでしたが、ほかの物件の清掃もお願いしたいと持ち掛けると値引きに応じてもらえました(なんでもダメもとで言ってみるべきですね)。
<まとめ>今期は上記の内容プラスαで約100万円の設備投資と費用を増やすことができました。これにより33万円程度の節税につながりました。今回の投資で、今後少しでも入居者の方に選ばれる物件になれば良いと思います。