町費とは「ちょうひ」と読みます。簡単に言えば町内会が集めている費用であり、ゴミ捨て場のゴミ回収ネット代金にあてられたり、町内の街灯の電球交換費用、町内の行事などで使われると説明されています(実態はよくわかりません)。
町費の相場は一世帯当たり月額300円から1000円程度ではないでしょうか(年額では1万円以上の負担となり痛い出費ですね)。問題は町内会や自治会の類は法的には「任意団体」で、会員になることもそうですし、その維持費用を支払う義務は法律的にはないことです。
町費の負担は、賃貸借契約書に書かれていることも多く、任意加入にも関わらず実質強制加入であり、賃借人の負担費用となっています。
オーナーから見れば、直接負担する費用でない為、余り注目が行かないと思います。但し、私は入居者目線に立って、少しでも負担が少ない町費がかからないようにすることが、両者にとってメリットがあることだと思っています。
私の場合、土地から仕入れて新築を立てる物件が多かったので、町費を取らないことで徹底しています。ほとんどの場合、後に町内会長から町費を払って下さいと連絡が入ってきます。これに対して、「町内会は任意加入あり、入居者の判断に任せています。会員を増やしたければ個別に加入募集してください」と説明してます(その後、しつこく支払いを迫ってくる町内会長はいません)。
但し、この対応には例外があります。ゴミ収集場の問題です。ゴミ収集場を敷地内ではなく、町内会の管理する道路わき等のものを入居者が利用する場合は、様々なトラブルを避けるために止む無く町費の支払いに応じています(ゴミ庫の設置が不要になるメリットもあります)。
<まとめ>町費負担はオーナーと入居者の双方にメリットがあるので、ゴミ庫が敷地内にない場合は以外は、なくしてゆきましょう。